守りと攻め

結論から言ってしまえば「守り」に入ってしまうと、もう後は衰退していくしか無い訳ですよ。DLsiteにおいて守りとは何かと言えば、前例の模倣です。特定の流行ジャンルに踊らされてみたり、安易に売れそうな仕掛けを取り入れてみたりと言うのも模倣の一つですが、これはむしろ攻めの姿勢と取れなくもありません。


この場合の前例とは、「過去の自分」だと思います。過去に良く売れた自作を模倣して作品を作ってしまうのです。他所からの模倣ならばまだ何か発見がありそうですが、過去の自分の模倣をしたところで「再認識」はできても「発見」「開発」はなかなか行われません。結局は過去作を超える事も無く、その存在が却って枷になっているのですね。衰退しているモノにしがみついて、それをひたすら守っている感じです。…思い当たる節が多々あるため、自分で言ってて胃が痛いですが(汗


そうなると「攻め」の必要が生じて来るわけですが、「攻め」とはつまり新しい事を考えて実践する事です。新しい事に手を出すと、どうしてもリスクがついて回ります。しかしまぁ、守っている限り衰退しか無い以上は、絶対に何処かで攻めに転じなきゃ行けないのですよね。


だからと言って闇雲な攻めが自滅を招く事は明白な訳で、それは最初に言った「安易な他所からの模倣」だと思います。「何か売れそうだから」と言う理由で、分析もせずにとりあえず手を出してしまう。それは流行のジャンルであったり、ロリ物だったり、動画だったり、ギミック系だったり。動画系なんかは特に、結構痛い目を見たサークルは多いんじゃないかなと思います。あー胃が痛い(謎


まぁなんつーか、攻める相手を自分で決めて、その弱点を分析し把握した上で作品作った方が、やってて楽しいだろうし生産的だし、結果的に良い方向へ向かいそうな気がするのです。守りと言うものは、基本的に対処療法な上に、こちらからは相手を選べませんからね。何より精神的に良く無い。


と言う事で、この考察に大いなる自戒と決心を込めて、次回より攻めに転じようと思います。